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2022年10月22日(土)
訃報

 10月21日、元柏レイソル選手で、テゲバジャーロ宮崎所属の工藤壮人選手(32)が逝去されました。ご訃報に接し、クラブ一同、心から哀悼の意を捧げます。

 工藤選手は2000年、小学4年時から柏レイソルの育成組織に加入し、U-12、U-15、U-18と9年間プレー。2009年にトップチームに昇格すると、翌2010年から主力選手としての華々しい活躍が始まりました。その年J2リーグ10得点でJ1昇格に貢献すると、翌2011年にはリーグ戦7得点でクラブ史上初のJ1リーグ制覇の立役者の一人となりました。

 さらに、2011年FIFAクラブワールドカップ出場、2012シーズンの第92回天皇杯制覇、2013年にはヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)で決勝ゴールを決めてMVPを受賞。AFCチャンピオンズリーグには3シーズン出場し、2013年にはベスト4まで進出。2013年には日本代表に選出されるなど国内外に広く認められるストライカーとなりました。

 レイソルでは2015年までプレーし、この間挙げたJ1リーグでの56得点は、クラブ史上最多記録として今なお輝いています。その後はカナダ、広島、山口、オーストラリア、宮崎と、常に挑戦し、立ち向っていく彼らしい姿勢を見せ続けてくれていました。

 昨夜からの報道や記事、SNSには、クラブの垣根を越えて日本全国のサッカー関係者やファンからの工藤選手への言葉、思い出にあふれています。実直で、心優しく、いつも笑顔で接する工藤選手の人柄が偲ばれます。サッカー選手として、一人の人間として、尊敬に値する偉大な存在でした。
 ここに故人の生前のご功績を偲ぶとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


(株)日立柏レイソル
代表取締役社長
瀧川 龍一郎

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