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2005年06月05日(日)
柏レイソルサポーターズカンファレンス議事録 その1

※質問者のお名前はイニシャルのみとさせていただきます

ナラ

本日は皆様お忙しい中、「サポーターズカンファレンス」にお集まりいただきまして、ありがとうございます。私、本日の進行役を務めさせていただきますナ
ラヨシタカと申します。日頃はスタジアムDJとしてレイソルに関わらせていただいております。なにぶん、このような形の進行役というのは初めてのことなの
で、至らない点もあろうかと思いますが、皆様のご協力を得て精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくおねがいいたします。

開会を前に、皆様にお願いを4点申し上げます。

一番目は、このサポーターズカンファレンスは、柏レイソルを愛するサポーターの皆様とクラブとが率直に意見を交換し合い、柏レイソルをよりよいクラブに
するための方策をともに見出していくための会としたいです。進行を妨げる行為や誹謗中傷、罵声は、ぜひ慎んでいただくようご協力ください。場合によって
は、ご退席いただくこともございます。

二番目は、本日のサポーターズカンファレンスについての動画、静止画、音声等を撮影、録音し、個人のホームページ等で公開することはご遠慮いただきたい
と思います。本日の議事録は、クラブが責任を持って、近日中に柏レイソル公式ウェブサイトにて全文を公開するとのお約束をいただいておりますので、どうぞ
ご協力いただきたいと思います。

三番目は、本日は、新聞・雑誌・テレビ等プレスの方々にもご取材をいただいております。これは、オープンの場で、実りある意見交換の場としたいというク
ラブ側の意向と聞いております。ただし、個人情報保護の観点から、バックスタンド側ご出席者の皆様の撮影については、個人が特定できる写真の撮影はご遠慮
いただくことを、プレスの方々にあらかじめご承諾いただいているとのことですので、ご理解をいただきたいと思います。

最後、四番目は、スタンドは禁煙となっております。お煙草は所定の喫煙所でお願いいたします。また、携帯電話はマナーモードに設定のうえ、通話はご遠慮いただきたいと思います。

以上4点、ぜひご協力をお願いしたいと思います。

それでは、時間になりましたので、「サポーターズカンファレンス」を開会いたします。

まず、柏レイソル側の出席者をご紹介いたします。株式会社日立柏レイソル代表取締役社長 小野寺重之、同じく、取締役チーム統括部長 菅又哲男、柏レイソル監督 早野宏史、以上3名でございます。

本日のサポーターズカンファレンスは、12時までの2時間となっております。限られた時間でございますので、本日のテーマは、現在特に皆様のご関心が高い「チーム強化」を軸として進めさせていただきたいと思います。

このあと、小野寺重之社長と早野宏史監督より、皆様にご挨拶ならびにご説明をさせていただきます。その後、質疑応答へと進めさせていただきたいと思いま
す。質問のある方は、挙手にてお願いいたします。係員がマイクをお持ちいたしますので、お名前をおっしゃってご発言ください。なお、お一人でも多くの方に
ご発言いただきたいため、ご質問は1回につき一つとさせていただきます。ご了承ください。

なお、本日は非常に多くの方々にお集まりいただきましたが、クラブ側にお聞きしましたところ、遠方にお住まいであったり、ご都合がつかなかったりと、本
日この会場にご来場いただけなかった方も数多くいらっしゃると聞いております。こうした方々の中には、事前にウェブサイト上のご意見メールを通じて、ご質
問事項をお送りいただいている方もいらっしゃるようでございます。これらのご意見、ご質問のうち、特に多い内容について、このあと小野寺よりご説明させて
いただきます。皆様のご質問は、ご説明をお聞き届けいただいた後に、承りたいと思います。

それでは、株式会社日立柏レイソル代表取締役社長、小野寺重之よりご挨拶ならびにご説明を申し上げます。

小野寺

皆様には常日頃より柏レイソルを応援していただきまして、誠にありがとうございます。また本日は、休日にもかかわらずサポーターズカンファレンスにお越
しいただいたことに厚く御礼申し上げます。現在チームが、J1リーグ3分の1を戦いまして、18チーム中17位と低迷していることに関しまして、皆様に大
変なご心配、ご迷惑をおかけしていることを深く深くお詫び申し上げます。本日のサポーターズカンファレンスは、我が柏レイソルが初めて開催する会でござい
ます。皆様といろんな意見交換をし、コミュニケーションを図って、クラブとサポーターが一体となるいい機会であると捉えております。誠心誠意お答えしま
す。有意義な意見交換会にしたいと思います。

それでは、遠方の方々やHP等々でいただいておりますご意見を3点にまとめましたのでそれについてお答え申し上げます。

本人を目の前にしてですが、第一点は「早野監督の指導能力がないのではないか」という点でございます。

これにつきまして、結論から申し上げます。現時点では監督の交代は考えておりません。なぜかと申しますと、私どもが監督にお願いしたとき、柏レイソルを
長期的に上位で戦えるチームに育ててほしい、とお願いしました。その問題に面と向かって立ち向かっていること、彼のビジョンが私にも納得できるものである
からです。私どもがフロントとして反省しなくてはいけないのは、彼に対して、物心両面で本当に支援していたのか、という点でございます。それは深く反省し
なければならないと思っております。必ずや後半戦は挽回してくれると私は信じております。

続いて2点目でございます。「レイソル日本一プロジェクト」はどうなっているのか、という点です。私が(社長に)就任し、みんなで大きな目標に向かって
とにかく努力しようと、2004年から2006年の3ヵ年を「レイソル日本一プロジェクト」と名付け、計画いたしました。内容は、一つはチームがリーグ
戦、ナビスコカップ、天皇杯、どれか一つのタイトルを3年間で取ろうということ、我々クラブ事務所で働くスタッフが「チームが日本一になるなら我々も日本
一のクラブにふさわしいような業績を残そうじゃないか」と、両面で計画いたしました。(クラブ事務所の)業務のほうは、目標を設定し、業務改革をしてそれ
に近づこうじゃないかということでやっており、ここの点では少しずつ成果が上がってきております。ただ、肝心でありますチームのほうでございますが、この
ように低迷していることについては、やはり、最初の問題点の抽出や種々目標設定に誤りがあったのではないか、と反省をしています。昨年のシーズンが終わっ
たときにもう一度検討をし、再び今シーズンに入ったわけではございますが、この中断期間を利用してもう一度問題点を見直し、改善策を立てて後半戦に臨むと
いうことをここで皆さんにお誓いしたいと思います。また「レイソル日本一プロジェクトはもうやめたんじゃないか」という声もありますが、決して放棄したわ
けではございません。

3点目でございます。このような状況のなかで、現場(クラブ)の責任者の責任を追及する問題でございます。皆さんがご心配をしていることについてのご不
満とご叱責の声を謙虚に受け止め、厳しいご意見に従っていかなくてはならないというふうに受け止めております。現在は「レイソル日本一プロジェクト」の途
中、途上でございます。私どもは、このプロジェクトを成功させることが、我々の責務ではないか、と思っております。また皆様には今後ともいろいろとお世話
になるかと思いますが、頑張っていきます。

本日、なぜ早野監督も参加しているかと申しますと、カンファレンスを開くという話をしたら、「わかりました。私も参加します」と自ら申し出、参加するこ
ととなりました。監督は、まだチームでナビスコカップ・大分戦が控えていますが、そうしたなかで今日は参加することとなりました。どうか、私ども柏レイソ
ル、頑張りますので益々のご声援をよろしくお願いいたします。

私からの説明は以上でございます。

ナラ

それでは、早野監督のほうからお願いいたします。

早野

皆さん、おはようございます。

こういったサポーターズカンファレンスという場に私自身が出るというのは非常に異例だということは十分認知しております。また現在こうした成績のなか
で、皆さんのご不満・ご不安は十分感じておりますし、責任を感じております。ただ私自身の仕事として、日々選手たちとコミュニケーションをとりながら上を
目指すという姿勢に関しては、いまも私は情熱をもってやりたいと思っていますし、その思いを生の声で皆さんにお伝えしたいという気持ちで、今日この場に参
加させていただきました。

ただ、ここにいらしていただいた方の欲求や要求にすべてお答えできていないということも、この場に出てひしひしと感じております。これを打開しなければいけないという気持ちは日々私のなかで宿っております。

いまの状況は選手にとっても我々スタッフにとっても非常に苦しい状態で、ここをなんとか乗り切らなければ次の新しいレイソルは生まれないという強い信念
を持って、日々選手たちとトレーニングをしているということもご理解いただきたいと思います。この苦しい状況のなかで、私が初めてレイソルに来たときの気
持ちを忘れないように、とにかくこのチームを強くしたいという私の信念を皆さんにお伝えしたいと思ってここに参りました。そして、ここに集まっている方々
の「レイソルを愛する気持ち」は私と同じだということを、再確認したいために来ました。

実際この言葉で皆さんが納得されるかは、私のこれからの、選手とともに状況を打開していくことで理解していただくことしかできないと思います。私にはま
だ情熱がございます。選手たちを向上させながら、苦しい試合をひとつひとつ乗り切って、ひとつひとつ脱皮していくようなかたちで皆様に勝ちという結果を与
えることしか、それに向かって努力することしかできません。何を言ってもまだ理解していただけないかと思いますが、私の気持ちは最初も今も変わっておりま
せん。ここにもマスコミの方々がたくさんいらしていますけれども、ぜひここに集まっていただいている方々の真意と我々の真意をきちんと伝えていただきたい
と思います。

質問がたくさんあると思いますけれども、私の心のなかに思っていることを伝えられればいいかなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


質疑応答



ナラ

限られた2時間という時間ですけれども、今回はチーム強化という点に絞っています。いい機会です。どうぞ皆さん、ざっくばらんに質問していただければと思います。質問がある方は挙手にてお願いします。

質問

皆さんこんにちは。柏市緑ヶ丘に住んでいるIと申します。よろしくお願いします。私も近くに住んでいるものですから、もう10年以上応援しています。肝
心なところだけ、1点だけご質問したいんです。ここに集まっているみんな、レイソルが好きでここに来ているんです。なんとか勝ってほしい。ここに来られな
い人も、チームをなんとかしてほしいと思っているわけですから。

社長さん、どんなレイソルにしたいというビジョンをお持ちで、どんな指示を監督に与えられているのでしょうか。例えば国内でも海外でも、こんなチームと
いうふうに具体的にお話いただけれるとわかりやすいかと思います。あわせまして早野監督にも、社長さんからこんな指示をいただいてこんなチームを作ってい
ます、というようなお話をお願いします。それが一番大事なんじゃないか。レイソルの試合を見ていて、何をしたいのかがわからない、という試合が多いのでは
ないかと思います。

小野寺

レイソルはどういうサッカーをしたいのか、という質問ですが、たとえばジュビロなんかはパス回しをしながら、中にボールが入っていってすぐそれでやると
いうサッカーであるとか、たとえばエスパルスなんかでいうと、背の高い韓国のFWに当ててそのほかが突っ込んでいくとか、マリノスはサイドから攻めると
か、いろいろありますが、レイソルでも監督と話をして、どういう形でもいいから同じかたちをずっと通していかなくてはダメなのではないかという話をしまし
た。どういうサッカーで、というのは監督のほうからお話してもらいます。やはり、相手がどうであろうとも、レイソルはこれだ!というのを通して、押してい
くのがいいのかな、と思っております。

菅又

チームの強化を担当しております菅又と申します。皆様にはこういった成績で大変ご迷惑をおかけしております。私もチーム強化の責任者でございまして、こ
の現状、そして昨年の入れ替え戦などで、大変皆さんには申し訳ないというふうに思っております。今日は皆さんのご意見をいただいたながら、私のほうも出来
る限りの回答をしていきたいと考えておりますが、状況によりデリケートな部分もございまして、皆さんに満足のいくご回答が出来ない部分もございますが、そ
のへんはご了承いただきたいと思います。

我々、昨年から「レイソル日本一プロジェクト」とともにスタートいたしまして、当然、それは日本一を目指すということでございますが、そのなかでチーム
コンセプトを立ち上げました。いろんなかたちで皆さんも目にされたと思いますが、3点(のコンセプト)です。一つはFighting Spirit。最後
まで戦い抜く気持ちと、最後まで走り抜くフィジカルを身につけるということ。走魂宣言ということです。戦う前にフィジカルの強化をしっかりしよう、と。2
つ目には、攻守の切り替えの早い、TEMPOのある、魅力あるサッカーを、ということです。具体的にサイドから攻撃をして、といったことまで細かく限定は
しておりませんが、大きな意味で魅力あるサッカーをしていこう、と。3点目は日本人中心ということです。これは、外国人を入れない、ということではござい
ません。まだまだ我々のクラブは発展途上です。昨年から、若い選手が外国人を抜き、非常に育ってきていると思います。そういった選手を監督に育ててもらお
う、ということでもあります。

こうして3つのコンセプトを立ち上げ、日本一を目指そうということでスタートしました。現時点ではこういった成績のなかコンセプト通り出来ていない、と
いうことに関しましては、今後いろんな部分でてこ入れをして、もっともっと上を目指していきたいと思います。

早野

ご指摘のように、成績の出ていないチームというのは、(どんなサッカーか)なかなか伝わっていかないと思います。

チーム内で行っているのは、しっかりしたポゼッションを行いたい、そこからバリエーションを作っていくということ。特にサイドの攻撃というのはサッカー
のなかでは非常に重要だと私は捉えていますので、そこのところのコンビネーションを意識しながら、やっています。中盤ができなければ、サイドの組み立てが
できないので、キャンプからかたちをイメージしながらやってきました。ただサイドのプレーヤーの問題とか非常に課題が多く、抽象的ですが、フィニッシュで
終わってほしい、ということを強調してきました。シュートの数でいえば当初よりも多くなっていることを見て、成果は上がってきているな、と思います。フィ
ニッシュの精度については、まだまだ課題が多いかなと思います。サッカーというのは攻撃だけでチームは成り立たないものです。反面、ディフェンスのところ
は非常に注意深く守らなければいけないということを、システムというよりは、個人の戦術をグループに合わせてということを、いろんなトライをしてキャンプ
から取り組んできました。その成果が出ている部分と出ていない部分が非常に極端だというのが現状だと捉えています。ただ私は、攻撃的にチームを作ること
が、恒久的にチームを強くさせると思っております。今後もそういったかたちを継続させて、精度を上げていくというのが私の考えです。非常に抽象的でわかり
づらいかもしれませんが、もしまだ質問があるようでしたら、またご質問いただければと思います。

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