KASHIWA REYSOL
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歴史に残る、そして多くの方々の記憶に残る素晴らしい逆転勝利ができたことをとても嬉しく思っている。試合が始まる前、逆転勝利、そして決勝に勝ち上がれることを信じて疑わなかった。ただ簡単な試合になるとはもちろん思っていなかったし、失点する可能性も十分あると予想していた。ただ失点したとしても、そこで諦めることなく逆転勝利をめざそうというメッセージともにピッチに選手たちを送り出したし、実際に前半最初の段階で失点してしまったが、誰も諦めることなく逆転勝利を信じてプレーしてくれた。前半に同点に追いつけたことは重要だったし、そして後半投入した仲間、そして細谷が素晴らしいパフォーマンスをしてくれた。彼らの活躍とともに、コレクティブな形で逆転につながるゴールを決められたことをとても評価しているし、サポーターの皆さんの後押しもあって、柏のサポーターの皆さんの前で逆転勝利できたことをとても嬉しく思う。残りは決勝戦、勝ち上がったからには決勝戦に勝ち、優勝したい。

1点目のやられ方、時間帯含めて正直ショックはあったし、特に自分のところでやられてしまったので、気持ちで落ちたところはあった。ただ、試合前の監督から「仮にやられてもが跳ね返す力がある」と言われていたし、逆に相手も点を取ったことで、少し引いたというか落ち着いたことで、その分自分たちも押し込めた。相手に退場者が出た時にかなり「いけるぞ」という流れがより一層強くなったと思う。（前日にリカルド監督はどんな言葉をチームにかけた？）一番言っていたのは「我々のサポーターが圧倒してくれる」という言葉が多かったし、まさに今日もその通りだった。スタメンの11人だけではなく、ベンチ含めた20人、スタッフ、あとはスタンドを見て、本当にスタジアム全体の黄色いユニフォームを着たみんなが戦っていたし、選手としては力が何倍にもなった。特に後半の得点を取るごとに、ボルテージが増して、本当に「飲み込んだ」ような試合だったと思う。個人的にもクラブ的にもここ10数年悔しい思いして、その間に決勝も2度あったが、そこでも逃していた。個人的に「自分がレイソルにいる間にタイトルを取りたい」「みんなとタイトルを取りたい」という、タイトルに対しては本当に強い気持ちでいる。

（相手の退場のシーンについて）コヤくん（小屋松知哉）ともあんまり目が合っていなかったが、感覚的に来るなってのは思ってたので、準備していた。ファーストタッチで上手く相手の前に入っていたのでよかった。（2得点のうち1点目のゴールについて）高すぎず、低すぎず、いいボールが来た。上手く駆け引きもできたし、相手の前に入ることができてよかった。（2点目については？）上手くいいところにボールを置けたので、あとは振り抜くだけだった。リーグ戦では、なかなか自分の思っているプレーはできていないし、時間も得点も少ない中で、今日に懸ける思いは強かった。第1戦はビハインドで負けてたので、やることもはっきりしていた。今日は自分の日だなと思っていた。リーグ戦もホームだったら絶対勝てるという自信も今日でできたと思うし、アウェイでもこういう試合をしたいので、チーム一丸となって戦っていきたい。

（逆転してからの試合の終わらせ方について）はっきり（コースを）切る部分だったりとか、多少人数をかけられて押し込まれたとしても、マイボールになってからの時間のかけ方というのは、もっと賢くやれたと思う。数的有利だからといって、ただ外回しでボールを動かすみたいな、効果的に相手を動かしながらゲームを、時間を進めるということをもっとやれた気がしていて、そこはまだまだ課題として残っている。どうしてもこう、展開も含めて熱くなってしまったりだとか、周りが視野が狭くなってしまう部分もあったとは思うが、そこはいかに冷静になれるか、賢くやれるかってところはまだまだやっていけると思う。

今日のスタジアムの雰囲気は、最初から「もうこれが日立台だな」と感じられたし、先に失点してしまったが、やっぱり自分たちの背中を押してくれて、それでも応援があるから前に進めたなと思う。なかなか難しい展開になったが、ゴールを決められて勢いが出せて良かった。うまく相手と駆け引きして前に入れて、佑成からいいボールが来た。今年のレイソルはこういう力を持っているし、前半からこういけるなという気持ちもみんな持っていた。前半途中から勢いを出せたし、後半に相手も退場して、さらに勢いを増して攻め続けられた。やっぱりサポーターの皆さんの応援が今日もすごく力になったので、また国立の決勝戦に来てほしいし、自分たちはそれに応えられるように精一杯いい準備をしてやっていきたい。