KASHIWA REYSOL
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サッカー界ではこのようなアクシデント的な敗戦があるもの。今日はそのような形での敗戦だったと捉えている。0-2という形で試合が進んでしまった。2失点目に繋がったプレーに関してはあれがファウルだったのかどうか、改めて映像を確認したいが、いずれにせよこのようなアウェイでも素晴らしい雰囲気の中での試合だった。そして我々には若い選手も多いが、今日難しい状況にも関わらず試合でも内容的にも相手を上回る形で若い選手たちが素晴らしいプレーをしていた。そして1-2、2-2と追いつき、逆転につながるPKを得ることができた。そういった意味でも私はこのチームを誇りに思う。このような試合、このような内容でプレーした場合、10試合戦えば9試合には勝ち、そしてアクシデント的に1試合負けることはある。その1試合が今日だったと私は解釈し、落ち着いて物事を捉えている。そして、このチームがこのようなプレーを続けていくことこそがタイトル争い、リーグ優勝につながると思うので、これを続けていきたい。

点を取れたことは良かったし、点を取ることでボールも集まってくるので、そういった意味では少しでも信頼してもらうきっかけになったと思う。ゴールのところは、ノブ（中川敦瑛）が僕を見てくれたことが全てで、あのタイミングでパスを出してくれたからこそ決めることができた。 結果に関してはいろんな原因はあると思う。誰のせいとかではなくて、あのような展開になる前にあと3点、４点入ってもおかしくない後半の展開だった。それをどれだけ枠に飛ばせるかだと思うし、そこにこだわるべき。失点したことや、コヤ（小屋松知哉）がPKを決めなきゃいけなかったとかそういうところではなくて、それ以外の部分。点を取ることが優位になることなので、やはり疲れもあるが、相手よりゴールを脅かすチャンスがあるのであれば、何回もそれなりに決めなきゃいけない。そこは自分たちを苦しめた一つの要因だと思う。

前半の内容からよく追いつけたので、そこはチームとしてとても評価すべきだと感じている。あとはPKもあって、ああいった失点もあって、運が噛み合わなかっただけだと思っているので、そんなに悲観することはない。悲観するとすれば、やはり立ち上がりの試合の入り方と、相手の強度に慣れるまで失点をしないということができなかったことが唯一反省すべき点だと思う。後半戦の早いうちにこの強度を体験できたことは相当プラスだと思うし、最後の最後に負けて取り返しのつかないことになるよりは、ここである程度こういった強度のある試合を経験したり、0-2からひっくり返すチャンスまで持っていけた経験というのは、間違いなく残りの後半戦にプラスになると思う。これ以上、これぐらいの強度はこれからしっかり想定してやっていくことが大事になる。

（ゴールのシーンは）最初はドリブルで相手をかわそうかと思っていたが、ぱっと見たらコースが空いていた。少しタイミングだけをずらして打てばいいと思ったので、イメージ通りにできた。今日のゲームの大切さというのはみんなもわかっていたし、僕自身もわかっていたので、あのPKを沈められないというところにまだまだ自分の弱さがあるのかと実感している。本当にチームには申し訳ないことをしたので、そこは反省しつつ、今後もリーグ戦はあるので、その中でチームの勝利に貢献できるようにもう一度準備していきたい。