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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.331
interview

20FW
ハモン ロペス

Ramon Lopes

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----前節の横浜F・マリノス戦の引き分けという結果をどのように捉えていますか?

「試合を支配しようとして入りましたが、相手がかなり厳しいマークでついてきて、前半は自分たちの思いどおりのプレーができませんでした。ビルドアップでもうまく運べず、相手にペースを握られた前半だったので、後半に関しては何かを変えなければいけないとみんなが感じていました。自分たちと順位の近いチームも勝点を稼げていませんので3位をキープできています。勝点1という結果は悪くはないと思っています」

----あれだけのアタッカーが同時に並ぶケースは非常に珍しいと思います。リーグ最少失点のF・マリノスを相手に、後半は迫力のある攻撃ができたのではないでしょうか?

「攻撃のクオリティーに関しては、我々は非常に高いものを持っています。後半、あれだけ自分たちのペースに持っていけた理由は、選手交代や戦術の修正を含めて監督の采配が的確だったからだと思いますし、我々の個々の能力を生かした攻撃ができたからと思います」

----ハモン ロペス選手は、8月以降の好調が際立ちます。

「自分がピッチに入るときには常に進化をしようと思って臨んでいます。それは個人としてもそうですが、チーム全体として自分がどういう役割を果たせるかという部分で進化し続けようと考えています。まだ完璧ではないというのはわかっていますし、進化の過程にいると思っています。その進化も、サッカーの部分だけに限りません。日常生活におけるプラスの行いが合わさって結果に表れます。今年はシーズンの最初に、レイソルのサッカーに適応するのに時間がかかってしまいました。加えてケガにも悩まされました。ただ、そこは本で例えると、すでに違うページに移っていることなので、もう忘れていいことだと思います。現在のコンディションは良いです。これを続けていきたいです」

----ポジションに関しても最前線ではなく、最近は左サイドを任されています。手応えはいかがでしょうか?

「特に問題は感じていません。どのポジションを任されたとしても、自分がやるべきことをしっかりやっていくだけです。攻撃のポジションは、全て一度は経験しています。どこに動けばいいか、何をしなければいけないかは、ポジションごとに理解しているつもりです」

----第25節の浦和レッズ戦では1得点1アシストの活躍でした。得点に絡むプレーも研ぎ澄まされている印象を受けます。

「得点感覚は研ぎ澄まされていると思いますし、自分の得点はこれからどんどん増えていくと確信しています。それに伴って勝利もついてくると思っているので、信じて突き進むだけです。期待していてください」

----残り8試合で3位。首位の鹿島アントラーズとは勝点8差です。

「8差は一見大きいかもしれません。ブラジルの大会ではコリンチャンスが首位で、2 位にグレミオがいます。第1ステージでは両チームの差がかなり離れていましたが、第2ステージに入った後にコリンチャンスが失速し、グレミオが差を縮めました。ただ、その後はグレミオも星を落としてしまったのですが、我々はそれと似たシチュエーションにあります。順位が下のチームは負けてはいけない。そしてできるだけ勝つ。自分たちが勝ち続けることが逆転優勝への唯一の方法です。幸いにもアントラーズ、フロンターレとの直接対決を残しています。それまでにできるだけ差を縮めて、直接対決で逆転できる順位まで持っていきたいと思います」

----今節の対戦相手はFC 東京です。

『FC 東京』という名前を聞いただけで誰もがビッグクラブという印象を持つと思います。ただ、今季は思うような結果を得られていませんし、我々はホームで戦えるメリットを生かして、絶対に勝たなければいけません。FC 東京には代表クラスの選手が多く、リスペクトはしています。ただ、グラウンドに入ってしまえば勝つか負けるかだけなので、自分たちの試合運びをすれば勝てると信じていますし、残り8試合、優勝するために我々には勝利が必要になります」

----レッズ戦では鮮やかな得点を決めたので、今度は日立台でハモン選手の得点を望んでいるサポーターは多いと思います。

「試合に出られないとき、サポーターには本当に支えられました。その恩返しをピッチで見せられればと思います。先ほど話したように、得点感覚は研ぎ澄まされています。我々は全力を尽くして戦いますし、残り8 試合がどういう展開になるかわかりませんが、サポーターには最後まで一緒に戦ってほしいと思います。私はサポーターの笑顔を見るのが大好きです。シーズンが終わったときに、タイトルを取ってみなさんと一緒に喜びを分かち合いたいと思います」

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