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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.329
interview

11FW
ディエゴ オリヴェイラ

Diego Oliveira

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----前節のヴィッセル神戸戦は、ディエゴ選手にとってリーグ戦では14 試合ぶりのスタメン出場でしたが、貴重な同点ゴールを挙げ、チームも逆転勝利を収めました。

「同点の場面で、クリスが自分本位にプレーをするのではなく、味方にパスを出してアシストをしたのは、彼の優れた人格の証だと思います。ああいう形で得点を決め、チームの勝利に貢献できたことは嬉しく思います」

----リーグ戦では3 試合勝利から遠ざかっていましたが、ヴィッセル戦の内容の伴った形での勝利はどのような意味を持ちますか?

「自信を取り戻すという意味で大きなゲームになりましたし、ああいった流れで逆転してゲームを終えられたヴィッセル戦の結果は、今後に向けても良い弾みになると思います。我々のチームにはそれだけの潜在能力があるという証にもなったのではないでしょうか」

----リーグ戦はシーズンの半分以上を消化しました。ここまでを振り返った感想は?

「シーズン初めは苦しい時期もありましたが、なんとか勝利を重ねて首位にも立ちました。しかしその後、勝点を落として順位を下げてしまったのはもったいなかったと思います。ただ、自分たちのクオリティーには自信を持っていますし、我々はタイトルを狙っているので、このまま続けていけば間違いなく首位に返り咲くことはできると思います」

----レイソルは若いチームです。順位を下げてしまった原因の一つには、若さゆえの経験不足も挙げられるかと思います。

「確かにJリーグの他のチームと比べると若いチームであるのは間違いないですが、だからといってクオリティーが低いわけではなく、逆にクオリティーの低い選手はレイソルにはいません。技術の高い選手が経験を積んでチームは成長しています。昨年から今年にかけても、今年だけを見ても大きく成長しています。ネガティブな結果になった試合もありましたが、頭を下げず、目標である優勝へ向けて一歩ずつ進んでいくことが大事なので、これからもトレーニングに励んでいきたい」

----ディエゴ選手は、今季は攻撃の切り札として途中出場が多くなっています。スタメンと途中出場では違いがあるのでは?

「日々のトレーニングから全力でやっていますし、昨年と比べればスタメンで出る機会は少なくなっているかもしれませんが、いつでも出場する準備はできています。僕は常に全力を尽くし、試合に出た時はチームの勝利に貢献することだけを意識してプレーしています。スタメンで出ていない時でも注意深く相手の動きを分析しなければ試合では良いプレーはできません。スタメンでも途中出場でも、大切なのは日々のトレーニングでどれだけ良い準備ができるか。そういう意味では自分の役割は変わりありません」

----今節はサガン鳥栖と対戦します。印象はいかがですか?

「ホームであれ、アウェイであれ、サガンはレイソルにとって常に難しい相手。開幕戦では勝つことができましたが、あの試合も先制された難しい試合になりました。今回もホームだからといって簡単な試合にはならないでしょう。開幕戦の勝利は一旦忘れて、改めてこの試合に向けて集中して準備をしなければ足元をすくわれてしまいます。サガンは球際が強く、前線にも後ろにも屈強な選手が揃い、堅い守備を誇るチーム。自分たちがどうやって攻撃のリズムをつけて流れをつかんでいくかによって試合展開が変わってくると思います。ホームで戦えるアドバンテージを生かしながらも、集中を切らさずに戦わなければいけません」

----新戦力ではキム・ボギョン選手が加わりました。ディエゴ選手は前線でコンビを組んでいますが、攻撃のリズムをつけていくためには、ディエゴ選手とキム・ボギョン選手の関係性が鍵になりそうですね。

「見てわかるとおり、ボギョンはかなり高いクオリティーを持った選手です。レイソルにとって間違いなくプラス材料ですし、一緒にプレーをしてやりやすさを感じます。サガンとの試合でも彼はチームの助けになってくれるでしょう。コンビネーションのところだけではなく、選手交代、ポジションチェンジの部分でも、ガラリとチームスタイルを変えられることができます。攻撃の幅は以前よりも広がったと思います」

----シーズンも後半戦へ突入しました。今後への抱負と目標を聞かせてください。

「タイトルへ向かって全力で取り組んでいきます。ただ、先ばかりを見ても仕方ないので、まずは目の前の試合に集中し、そこで結果を得ることで自分たちの目指している優勝へ近づけると思うので、トレーニングからやるべきことをしっかりやっていき、最後は優勝にたどり着きたい。そしてシーズンが終わった時に、サポーターの皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと思います」

 

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