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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.328
interview

15MF
キム ボギョン

KIM BoKyung

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----前シーズン途中での加入になりましたが、この時期に全北現代からレイソルへの移籍を決断した理由を教えていただけますか?

「いずれは日本に戻りたいという考えは持っていました。個人的には今シーズン終了後、冬の移籍を考えていましたが、レイソルからオファーをいただき、チームの環境や順位を聞いているうちに『移籍しよう』という考えになりました」

----前節のベガルタ仙台戦でデビューを果たしました。実戦から1 ヵ月離れていましたが、実際にプレーした感触はいかがでしたか?

「1 ヵ月離れていたのでコンディションは100% ではなかったです。ただ、思っていたよりもコンビネーションや連携はできていますし、一緒にプレーしていくうちにどんどん良くなっている実感はありますので、ベガルタ戦は良いきっかけになったと思います」

----ベガルタ戦では、中盤まで降りてビルドアップに加わる場面が多かったです。セレッソ大阪時代と比べて、プレースタイルが若干変化したという印象を受けました。

「当時のセレッソとレイソルでは戦術面やフォーメーションの部分で違いがあります。レイソルにはタニさん(大谷)や(手塚)康平というビルドアップに優れた選手がいるので、彼らと一緒にプレーしていたことで、そういうふうに見えたのかもしれません。個人的には、まだ半分ぐらいの出来だと思っています。今までのプレースタイルが前線で待ってボールを受け、ゴール前でプレーすることが特徴だったとするならば、これからはもう少し中盤で受けて、ビルドアップに関わりながら、そこからゴール前での自分の特徴を出せればいいかなと思っています」

----レイソルのサッカーの印象は?

「自分がレイソルに来て、チームプレーに重きを置いているところに感銘を受けました。守備の意識も高いですし、選手個人の能力もチームの組織の能力も非常に高いと、日々のトレーニングで感じています」

----そのレイソルのサッカーに入り、キム・ボギョン選手が現時点で感じている手応え、または課題はどのような点でしょうか?

「夏の移籍だったので、1日でも早く最良のコンディションに持っていくことが最大の課題です。二番目の課題は、先ほども話しましたとおり、MFとしてビルドアップに関わりながら、フィニッシュの段階まで入っていくこと。一連のパフォーマンスを早く完成させたいと思っています」

----レイソルはACL 優勝をクラブの目標に掲げています。昨季、全北現代でACL 優勝を経験した立場から見て、アジア制覇のためには何が必要でしょうか?

「ACL 優勝を経験した立場として思うことは、まず個人個人の能力が高くなければ優勝はできませんし、ノックアウト方式の大会で国内リーグと並行して行われるため、チーム力や選手層の厚さが重要になってきます。レイソルが優勝するためには、現時点のリーグでも言えることですが、試合内容は悪くなくてもチャンスで決めきれないところがあるので、そういう部分を個人個人が高めていかなければいけないとは思います」

----今節はヴィッセル神戸と対戦します。印象はいかがですか?

「3、4年前に自分がJリーグでプレーしていた時から難しいチームという印象があります。ただ、前節のベガルタも自分の印象とは変化がありましたので、ヴィッセルも当時の印象とはだいぶ違います。ヴィッセルにはポドルスキが加わり、彼を中心とした攻撃の比重が高まると思います。ACLで対戦した中国のチームにも前線には強力なタレントがいて、その選手が試合を決めることが多かったので、前線の決定力は警戒しなければいけません。レイソルは優勝するに値するチームだと思います。ここまでは良い雰囲気で来ることができましたので、ヴィッセルには強力なアタッカーはいますが、我々が自分たちの力を出せば、恐れることはないと思いますし、逆に相手の方が我々を多く分析しなければならないはずです」

----レイソルの選手として、初めて日立台でプレーをします。緊張感、モチベーションはいかがでしょうか?

「デビュー戦はもう終えていますので、緊張することはないと思います。今度はホームなので、前節よりも良い雰囲気の中で試合ができることを非常に楽しみにしています」

----リーグ戦は残り15 試合です。シーズンへ向けての意気込みを聞かせてください。

「ベガルタ戦ではファンやサポーターが失望させてしまいました。優勝を目指しているチームとして、そういう姿を二度と見せないように毎試合全力を尽くしたいと思いますし、チームが少しでも良い結果を得られるように、自分のパフォーマンスを最大限に発揮し、チームの力になりたいと思います」

 

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