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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.355
interview

24DF
宮本 駿晃

Toshiaki MIYAMOTO

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----今年はACL天津権健戦でスタメン出場。6月の天皇杯2回戦VONDS市原戦でも途中出場しました。ここまでのプロ1年目のシーズンを振り返っていかがですか?

「一時期は試合に絡めるところまでいき、同期の4人の中では自分が一番試合に出ていました。でも6月のU- 19日本代表のロシア遠征で体調を崩してしまい、そこでコンディションが下がってからは練習でもうまくいかないことが多くなってしまいました。やっとコンディションが回復して、前回のルヴァンカップのヴァンフォーレ甲府戦では(出場を)狙っていたんですが、あそこから(中川)創が3試合連続でスタメンで出て、先を越されてしまったのは悔しいですね」

----6月の韓国キャンプでは、中川選手も「トシ(宮本) に先を行かれているのは悔しい」と話していました。

「そこはお互いに刺激し合えていると思います。創がJ 1でデビューした清水エスパルス戦も、悔しい気持ちもありましたが創には頑張ってほしかったですし、嬉しい気持ちもありました。だからセットプレーから失点をしたときはとても悔しかったです。『創なら抑えられただろう』という気持ちでした。でも創はJ1の試合でも普通にプレーできていたし、あのプレーを見て自分もモチベーションがとても上がりました」

----宮本選手が出場したACLと天皇杯では、アグレッシブに仕掛ける特徴を出せていました。公式戦に出て何を感じましたか?

「公式戦に出ると、やはり自信がつきます。得点は取れませんでしたが、ゴール前まで顔を出せたのは自信になりました。ACLではアジアのチームが相手でも怖がらずに、バチバチとぶつかって自分の持ち味を出せたと思います。でもフィジカルはまだまだ課題が多いです。全部が全部100%の力でいってしまうというか、全力で行くところと力を抑えるところの加減ができずに、すぐに疲れて足がつってしまいました。でも最近は少しずつ体力もついてきたので、9月の町田ゼルビアとの練習試合は90 分体力が持って、最後まで走りきれたかなと思います」

----ルヴァンカップは21 歳以下の選手を1名以上スタメンで起用する規定があるため、出場のチャンスがあります。湘南ベルマーレの印象は?

「ベルマーレは走りきれるチームで、カウンターが怖いという印象です。球際も強く、ハードワークもできる。自分の一つ年上の齊藤未月選手はボール奪取能力が高く、奪ってから一人で運んで得点を決めたこともありました。横パスをかっさらわれてしまうと、一気に4、5人が出てきてカウンターに持っていかれるので、判断を間違えないように気をつけなければいけないと思います。もし自分がミスをしても、隣のチームメートがミスをしても、常にカバーができるように、いろいろ考えながらプレーをしたいと思います」

----本職は左サイドバックですが、練習試合では左サイドハーフで起用されることもありました。

「やっぱり本職ですし、サイドバックの方が周りを見ることができて、上がるタイミングもわかるので、プレーしやすいイメージはあります。でも、もう一列前だったらサイドバックの時よりもアグレッシブにプレーできますし、相手に対してもガツガツ行けます。最近は前でも仕掛けられるようになりました。以前は仕掛けようか、仕掛けないで周りを使っていこうか迷いがありましたが、今は『ボールを失ったらまた取り返せばいい』という感じで積極的に仕掛けるようにしています。サイドバックとサイドハーフ、どちらで起用されてもいいように準備しています」

----練習や練習試合では、大谷秀和選手から何度も指示を受けている姿を見かけます。

「わからないことがあったら、いつもタニさん(大谷) に聞いています。タニさんは僕の意見を伝えても聞いてくれますし、『今のプレーは、僕はこう思っていたんですけど...』と自分の考えを伝えると、それを踏まえて新しい指示をくれるので勉強になります。今は吸収することばかりです」

----ピッチ外の部分で、プロになって変わったこと、気を遣っていることは?

「当たり前のことなんですが、午前練習でも午後練習でも決まった時間に起きて食事をするサイクルを作ることです。タニさんを見ても、試合に出ても出なくても、毎日のルーティンがブレないので、改めてそういうことは大切だなと思って僕も実践しています」

----ルヴァンカップとリーグ戦の残り5試合に向けた意気込みをお願いします。

「まずはルヴァンカップに勝ってリーグ戦につなげたいと思います。個人的には試合に絡めば、競争も激しくなりますし、チームの底上げができるように頑張っていきます」

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