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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.350
interview

3DF
ナタン ヒベイロ

Nathan Ribeiro

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----加入から1カ月が過ぎました。チーム内でのコミュニケーションはいかがですか?

「日本人選手だとハジ(細貝)が英語を話せるので、彼とはよく話しますね。ただ、サッカーの世界にはミステリアスなことはなく、大声で自分の意思を伝えればほとんどのことを理解してもらえます。たとえば僕も日本語の『ミギ』や『ヒダリ』という言葉を覚えましたし、これからも使っていこうと思っています。もちろん他の言葉も学びたいという意欲もあります。基本的にコミュニケーションはよく取れています」

----クリスティアーノ選手から日常生活について何か教わったことも?

「クリスは人柄も良く、レイソルが絶対的な信頼を寄せる選手です。日本の文化や日常生活については彼からいろいろ教わっていますので、そのおかげでチームへの適応も早まりました。クリスが僕を溶け込ませる環境を作ってくれています」

----一緒に食事に行くことも?

「クリスの家に招待されたこともありますし、クリスだけではなく他の選手と一緒にご飯を食べに行くこともあります。僕は日本食が大好きなので、いろいろなお店に行ってみたい。先日は鰻を食べに行きました。すごく美味しくて、それ以来、違うレストランに行っても『鰻はありますか?』と聞いてしまうほどです(笑)」

----ナタン選手はブラジル出身ですが、どのような経緯でカタールへ挑戦することになったのでしょうか?

「17 歳のとき、ブラジルで出場機会が得られず、プロとして生きていくためにカタールへ渡り、10 年間、同じクラブでプレーをしました。今年、ブラジルに戻ってプレーをしましたが、自分のキャリアや人生にとって、やはり母国でのプレーは喜びでしたね。フルミネンセは名門で、サポーターの数を見てもビッグクラブです。そこでプレーできたことは幸せな瞬間でした。同時に、日本にも良いイメージがありましたので、いつか日本でもプレーがしたいとも思っていました」

----前節の北海道コンサドーレ札幌戦ではレイソルで初出場となりました。

「すでに90 分プレーできる準備はできているのですが、少ない時間の中でも自分の力を発揮し、失点せずに勝利に貢献できたこと、何よりもプレーできたことに幸せを感じました。日々のトレーニングからチームに適応できていますし、次の試合へ向けても準備ができているので、起用されれば自分の力を存分に発揮したいと思います」

----コンサドーレ戦では大声を出してコーチングするシーンが見られました。

「それは僕の特長のひとつです。センターバックというポジション柄もありますが、細かいところも気にして、修正する箇所はコーチングをしてその試合の中で修正をしていくつもりです」

----今節は鎌田選手が出場停止です。ベガルタ仙台戦への意気込みは?

「とても楽しみにしています。僕が試合に出るチャンスが高くなりましたが、レイソルには良い選手が揃っています。ディフェンス陣にも高いクオリティーを持った選手が揃っていますから、僕がベンチに回り、誰が出ようともやることは変わりません。一つの家族として勝利を取りにいく。それに貢献できるように準備を続けていくだけです。チームに加入した初日から『やってやろう』という気持ちをずっと持ち続けていたので、出場機会をもらえたら必死で戦います」

----連敗は止まりましたが、まだ順位的には下位。ナタン選手はどのようなプレーで貢献したいですか?

「コンサドーレ戦は自信を与えてくれる試合になりました。僕はピッチでコーチングをしてチームを掻き立て、鼓舞していければと思います。今後、自信が勝利につながると思いますし、自分の経験をみんなで共有しながらチームにプラスに働けばと思います」

----日立台のスタジアムやレイソルサポーターの印象はいかがですか?

「本当に熱いと感じました。アウェーの試合でも、レイソルサポーターの応援が常に耳に飛び込んできます。その応援は選手には伝わりますし、負けた試合の後でも拍手をしてくれたのは胸に刺さりました。自分たちもさらにやらなければいけないと感じましたし、彼らも一緒に戦っているというのがわかります。その都度、感動と感謝の気持ちを抱きました」

----サポーターに向けてメッセージをお願いします。

「このクラブに来られたこと、そして皆さんと知り合えたことに幸せを感じています。日本には遊びに来たわけでも、ただ単にサッカーをやりにきたわけでもありません。皆さんが掲げる「タイトル」という目標に貢献する、それが僕の目標です。それを実現させるためにも、今後も変わらぬ熱い応援をしていただいて、それに全力で応えていきたいです」

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