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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.344
interview

18FW
瀬川 祐輔

Yusuke SEGAWA

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----サンフレッチェ広島戦は今季リーグ戦初スタメンになりました。ご自身のプレーを振り返っていただけますか?

「僕とソギョンのサイドでプレッシャーに行けなくて相手に自由にやらせてしまい、ディフェンスラインが相手のFWとの駆け引きで負けてしまう原因を作ってしまったと思います。コーチングの声もなかなか届かなくて、僕のところでボールホルダーへのアプローチに行けず、守備のスイッチがなかなか入らないまま、特に前半は難しい試合になってしまいました」

----サンフレッチェ戦の後には、大谷選手も「チーム内の声が少ない。前の選手を動かすには後ろの選手がしっかりコーチングしなければいけない」と言っていました。

「後ろの選手の責任というより、僕自身もソギョンとコミュニケーションを取れていなくて、なんとか自分自 身で解決しようとしてしまいました。前半の途中からはプレッシャーに行けるようになったので、少しは相 手の攻撃を抑えることができましたが、その修正をかける前に失点してしまったのは痛かったです。そこか らサンフレッチェの勝ちパターンへ持っていかれてしまいました」

----リーグ戦では初スタメン。連戦の中ではほかの選手と連携を確かめる時間や修正する時間が少なく、ぶっつけ本番でサンフレッチェ戦に臨んだので、そういう難しさもあったとは思います。

「でもプロなので、そういうことを言い訳にはできないし、臨機応変に対応しなければいけないと思います。 守備のほうは1失点、シュートも3本に抑えられたのに対して、僕は攻撃の選手なのにシュート1本で終わっ てしまい、無得点に終わったことのほうが課題と考えています。強引にシュートを打ったり、スピードを出す 場面がなかったのは、合わせる時間がないというのもあるかもしれませんが、そうではなくて、チーム全員 がプロとして臨機応変にピッチ内で解決しなければいけませんでした。サンフレッチェ戦は僕が抜擢されたと いうよりは、連戦だったから起用されたという見方が強いと思うんです。チームの流れが悪いときに、その 流れを変えるのは新しく入る選手ということもありますから、僕としてもなんとか結果を出したい気持ちと 勝ちたい気持ち、そこにミスもしたくない気持ちもあって、いろいろ複雑なメンタルの状況だったと思います」

----今節の相手は北海道コンサドーレ札幌です。どのような印象を持っていますか?

「今年からペトロヴィッチ監督に代わったので、前の3枚が流動的に動いて、決まった立ち位置でフリックを したり、3人目の動き出しで抜け出したり。ワイドには駒井選手と菅選手が張って、サイドで仕掛けてきま す。前線には都倉選手がいるので、去年までのコンサドーレにプラス、ペトロヴィッチ監督のサッカーとい うイメージですね。融合したらかなり厄介ですし、キッカーには福森選手がいますから、高さのある選手も多 くセットプレーも警戒しなければいけないと思います」

----鍵になるポイントは?

「札幌のような変則的なシステムの相手に対して、僕が去年レッズと対戦した経験をふまえるとショートカウ ンターが有効的だということです。コンサドーレもペトロヴィッチ監督に代わって同じようにポゼッションをす ると思うので、前からプレスを仕掛けて、高い位置で奪ってショートカウンターで得点を取ることが効果的かと 思います。去年、アルディージャでレッズに勝った試合では、相手のパスミスを高い位置で奪って、そこから ショートカウンターでバラくん(茨田)がゴールを決めたので、それが一番の攻略法かなと。レイソルにも前に は速い選手が多いですし、コンサドーレには僕たちが前からアグレッシブに仕掛けて、背後を突く動きは一番嫌 がると思います」

----FWの瀬川選手としては、早い段階で1点が欲しいのでは?

「そうですね。やっぱり選手としてレギュラーを取りたい気持ちがあるので、スタメンで出てナンボだと思っ ています。点を取れば監督や周りの選手から『点が取れる選手なんだ』と評価されますし、いつまでも点が 取れないと『使っても点が取れない』と思われてスタメンで使ってもらえる機会が少なくなってしまいます。 今はまだシモさん(下平監督)が期待して使ってくれていますが、それに甘えることなく決めたいと思います」

----連戦中で難しい試合が続きます、この後への意気込みと抱負を効かせてください。

「ACLは負けてしまいましたが、まだまだJリーグもルヴァンカップも天皇杯もあります。一つでも多くのタイトルを取れるようにやっていきますし、サンフレッ チェ戦の反省材料を克服して、チームの勝利に貢献できるプレーをして、連戦だからこそ連勝してレイソルの流れに持っていきたいと思います」

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