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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.316
interview

4DF
中谷 進之介

Shinnosuke NAKATANI

----白星を飾った開幕のサガン鳥栖戦を振り返っていただけますか?

「去年はスタートが悪く、リーグ戦で開幕から5試合勝てなかったのは結構厳しかったですが、今年は良い入りができました。シモさん(下平隆宏監督)から与えられた守備のミッションを遂行できたと思います」

----後半は豊田陽平選手をオフサイドポジションに置き去りにできました。90 分を通じて狙い通りの守備ができましたか?

「もう少しうまくやれたと思いますが、後半は途中からタケくん(武富孝介)が入って、ボールホルダーにプレッシャーに行けたのが大きかったです」

----今年はキャンプで守備の強化を重点的に取り組んできました。ちばぎんカップのジェフユナイテッド千葉戦、先日のサガン戦、この公式戦2試合で1失点という結果は、その成果が表れていると感じていますか?

「成果は表れてきていると感じますが、正直まだまだと思います。もっと精度を上げられますし、チームとしてもっと高いレベルを見せられる、もっと良くなると思います。個人的には去年の1st ステージでリーグ5連勝をしていた時の方が手応 えはありました。あの時の守備ができれば、自分たちが主導権を握れていると感じられますし、今は守れていますが、相手の攻撃に対して構えて守備をしている場面があるので、そこは新しい選手と融合して、自分たちが良いフィーリングで 試合を進められるように高めていきたいです」

----新戦力では、サガン戦はハモン・ロペス選手が出場しました。強力な攻撃陣が揃いましたが、ディフェンス側としては「守っていれば必ず点を取ってくれる」という感覚も?

「実際にサガン戦ではハーフタイムにそういう話をしていました。「2 点目を取られなければ、絶対にFW 陣が取ってくれるから!」と声を掛け合いながらやっていました。そういう意味では思った通りの展開にできたと思います」

----ホーム開幕戦の相手はガンバ大阪です。どのような印象を持っていますか?

「ゲンちゃん(三浦弦太)が入って守備のところが少し入れ替わりましたけど、あとのメンバーはほとんど変わっていません。やはりアデミウソンをどう抑えるかだと思います。アデミウソンに人が集まると長沢(駿)さんや他の選手がフリーに なってしまうので、まずはアデミウソンのところでどれだけ戦えるかだと思います」

----昨年の日立台の対戦はクリスティアーノ選手のハットトリックで勝利しましたが、中谷選手としてはアデミウソン選手の対応に苦しめられ、オウンゴールも献上した悔しい試合だったのでは?

「そうですね。オウンゴールをしたのは初めてだったので...。もったいない失点でした。あの時の対戦からは何ヶ月か経ったので、アデミウソンとマッチアップしてあらためて自分の力を確かめたいです」

----ガンバの警戒している点は?

「ガンバはスロースタートで、立ち上がりからガンガン前からプレスをかけてくるスタイルのチームではないので、落ち着いた展開の試合になることが多いんですが、勝負どころではしっかりと決めてきます。開幕戦を見ても、ガンバは負け ていたのに最後の数分で同点に追いついています。引き分けでしたけど、あそこで決められるのはやっぱり強いチームということですよね。ガンバがスロースタートで来るなら、うちはその時間帯に先手を取ってゴールを奪うような展開に 持っていきたいです」

----そしてガンバ戦といえば、中谷選手のデビュー戦の相手です。

「そうですね。覚えていますよ。雨の中の試合でした。印象深いですね。でも、もうガンバの選手を見てビビらなくなりました(笑)。あの時は横を見て「遠藤選手がいるじゃん!」と思っていたんですけど、自分も試合経験を積みましたか ら。あの試合は本当に周りの人たちに助けられたと思います」

----今年でプロ4 年目。チームの中心選手としての自覚や、「自分が引っ張っていく」という気持ちも芽生えたのでは?

「もちろんです。去年からずっと使ってもらっていますし、自分自身はそういうキャラクターです。それを意識してやるというより、普通にやっていればチームに影響を与えられると思っています。これからは自分より年下の選手が試合に出るこ ともあるので、彼らが出た時に助けられる存在になりたいです」

----チームには「勝点60 以上」、「ACL 出場権獲得」という目標がありますが、中谷選手個人の今季の目標を聞かせてください。

「今年は全34 試合にフル出場すること。激しく守備をしなければいけない時もありますが、なるべくイエローカードをもらわない。ノーファウルで取り切る。インターセプトをする。そういう部分を今年身に付けたいと思っています」

 

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