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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.313
interview

14FW
伊東 純也

Junya ITO

---伊東選手は今季、リーグ戦で5得点7アシストという結果を残していますが、この数字をどう捉えていますか?

「もうちょっと得点を決められたとは思いますけど、アシストが付いていない時も得点に絡む機会は結構多いので、昨年よりは良くなっていると感じています。シーズン前に口に出しはしませんでしたが、今年の個人的な目標は昨年の成績を超えることでした。でもまだ5試合ありますから、もう少し点を取りたいと思います」

---2ndステージではチームの総得点がリーグ2位。攻撃力が上がった要因は?

「まずはクリスが入ったことが大きいですね。セットプレーで点が取れるようになりましたし、個人的には後ろにバラくん(茨田)が入るようになってサイドバックで起点を作ってくれるので、自分が足元で受ける時も、裏へ抜ける時も良いパスをつけてくれるようになりました。相手のサイドハーフがバラくんに食いついてくれれば自分がフリーになるので、そこで自分にパスが出てきて攻撃陣でうまくワンツーで抜けていく形が2ndステージではできていると思います。でもユザ(湯澤)がサイドバックに入れば高い位置まで上がってきてくれるので、体力的に厳しい時はユザに預けることができますし、一緒に組む人の持ち味を考えながらプレーしています」

---伊東選手はクロスの成功率が高く、チームトップの7アシストを記録しています。ゴール前の味方選手の動きや飛び込むタイミングを、試合を追うごとに把握してきたのでしょうか?

「人に合わせるよりはスペースに合わせるイメージです。相手の嫌なスペースがあったら速くて低いボールを意識していますけど、自分がラインギリギリまでドリブルで行った時は、マイナスに上げるようにして、フリーだったら巻いて落とすボールを入れるようにしています。多分、ピンポイントに選手に合わせようと思っても難しいので(笑)、スペースを狙って上げれば誰かが入ってくるというイメージですね。小・中・高と、ずっと右サイドハーフをやっていたので、クロスは結構得意なんです」

---右であれだけのクロスを上げられるからこそ、キックフェイントを使ってカットインするプレーが生きてきます。

「今の課題は、右サイドからカットインしての左足シュートです。左サイドでプレーをした時のカットインは得意なんですけど、まだ右サイドはマスターできていません。練習はしているので、ヴィッセル戦でもディエゴとワンツーして左足で狙うシーンがあったんですけど、シュートに力が入りませんでした。ああいうところでミートできれば得点も増えると思うので、そこはまだ伸びしろがあるということで(笑)」

---リーグ戦3 連勝の良い流れで前節のヴィッセル神戸戦を迎えましたが、結果は1−1の引き分け。後半はヴィッセルの策略にはまってしまいました。

「そうですね。ヴィッセル戦の引き分けは痛かったです。前半は良かったんですが後半は相手のプレスにはまり、良い形を作れなくなって、最後はレアンドロのうまさにやられました。流れの良かった時間帯に2点目を取れていればまた違った結果になったと思うんですけど...。もう終わったことは仕方ないのでポジティブに考えます。それに上位同士の直接対決が多いので、楽な試合はないですが勝ち続けていればチャンスはあると思っています。この位置にいるのに諦めるなんて考えられないし、もったいないです」

---今節はヴァンフォーレ甲府戦です。伊東選手にとっては古巣対決になります。

「そうですね。1st ステージではアウェイでブーイングをされましたけど(苦笑)、結果的にはアシストもできました」

---対戦相手としてのヴァンフォーレはどのような印象ですか?

「守備が堅いというイメージですね。最近の対戦相手は前に出てきてくれるチームばかりだったので、引かれて守られると相当やりづらいと思います。そこをどうやって崩すかですが、サイドを使ってシンプルにクロスを入れたり、セットプレーを生かしたり、そこで先取点を取れれば自分たちのペースになると思うので最初の1点が大事になりますね。この時期のヴァンフォーレは強いので難しい試合になると思います」

---リーグ戦は残り5 試合です。ラストスパートに向けて伊東選手の意気込みを聞かせてください。

「まずはチームが勝てるように毎試合得点に絡む活躍をして勝利に貢献したい。1試合1試合勝って勝点3を積み上げていって2ndステージの優勝につなげたいですね。サッカー人生でまだ優勝した経験がないので、頑張って優勝したいです」

 

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