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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.312
interview

23GK
中村 航輔

Kosuke NAKAMURA

---公式戦3 連勝で今節の試合を迎えました。チームの状況はいかがですか?

「失点はしていますが、結果として点を取れていますし、目的は勝つことなので良い状態には来ていると思います。ただ、局面を見れば悪い部分もありました。それでも点が決まる時もあれば、点を入れられない時もありますが、そういう細かいミスは見逃してはいけないと思います」

---大量得点の試合が続き、試合にも勝っていますが、気がかりなのは失点の多さです。そこは特にGKとしてもこだわりがある部分だと思いますが?

「失点が多いのは良いことではないですよね。失点すればその分、点を取らなければいけないしパワーも使わなければいけない。それはみんながわかっています。でもサッカーは相手がいることなので失点をする時はあります。修正の必要はありますし、失点を減らさなければいけないとは思いますが、ここ数試合は勝てているのでネガティブな捉え方はしていません」

---首位と勝点3差で鹿島アントラーズとの試合を迎えます。この試合の持つ意味とは?

「"勝点6の価値"がある試合だと思っています。2ndステージは1位から6 位までが団子状態。この3差をキープしたまま上位に食らいついていかなければいけません」

---アントラーズの印象は?

「それぞれのポジションに代表クラスの選手がいて、1stステージではタイトルも取っています。2ndステージに入って少し調子を落とした時期もありましたが、総合的に見て良いチームという印象に変わりありません。1st ステージでは僕たちが勝ちましたが、レベルの高い選手が揃っているので今回の試合ではどのような展開になるかわかりません」

---1st ステージのアントラーズ戦は2−0の完勝だったと思いますが、選手たちからは「そこまで手応えのある試合ではなかった」という話を聞きます。

「あの時の僕たちの戦い方は可変システムを取り入れて少し独特でしたし、その戦い方に相手が対応しきれていない感じでした。自分たちはある意味、奇襲のような形で勝った印象があるから、そこまで手応えをつかめたわけではないんだと思います。今回はアントラーズもしっかり対策してくるでしょうから、正面からぶつかった中で同じように勝てるか。それが楽しみですね。相手もレイソルを研究してきて、薄いところにパワーをかけてくる。そうなった時に自分たちが対応できなかったら負けるし、対応できれば勝てると思います」

---中村選手自身、今シーズンの自分のパフォーマンスをどう評価していますか?

「全体的に言えば良いのかなと思います。開幕した頃は負けていましたが(苦笑)、ここまでリーグ戦21試合に出て8試合の完封。徐々に安定はしてきたと思います」

---8月にはリオ・オリンピックもありました。オリンピックで感じたことは?

「毎試合毎試合が決戦で、ヒリヒリする感覚を経験しましたし、本当に『勝ちたい』と思いましたね。ああいう舞台を乗り越えていかないと強くなれないし、乗り越えたか乗り越えていないかと言われたら、オリンピックに関しては乗り越え切れていない。それは次に生かすしかないですね」

---オリンピックに出場する前からA代表も視野に入れていたと思います。オリンピックに出場したことで、A代表をより意識するようになったことはありますか?

「もちろんあります。以前からA 代表を目標にしていましたが、去年と今年は代表ではオリンピックのことしか考えていませんでした。オリンピック代表の中にはすでにA 代表を経験した選手もいましたし、オリンピックを経験したことで日の丸への思いは強くなりました。今後は2年後のロシア・ワールドカップのメンバーに入っていけたらと思っています。そのためにも、これまでどおりレイソルで試合に出続けて結果を残すことを考えています」

---リーグ戦は残り7 試合になりました。その先があるかは7試合の結果次第です。意気込みを聞かせてください。

「2nd ステージのタイトルを取るために戦っていきます。上位は今節のアントラーズ、来週のヴィッセル神戸、来月のサガン鳥栖との対戦がありますが、もう1位、2 位との直接対決は残っていないですし、自分たちは1試合1試合、しっかり勝っていくしかない。1回崩れたら優勝争いからは脱落してしまう。チャンピオンシップには絶対に出たいので、そのために結果を出すだけです」

---最後にサポーターへのメッセージをお願いします。

「自分たちは毎回大きなサポートをもらっていますし、それに応えるためには結果を出すしかない。結果で自分たちの感謝の思いを伝えたいと思っています。それを達成して、今シーズンを終わりたいですね」

 

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